テラコッタタイル

R06度のIC試験では屋外床に「テラコッタタイル」の指定がありました。

初めての出題でした。

日本の屋外に本物テラコッタ?

実務をしていると少し・・・思わなくもありません。

写真は、カタログに掲示されている「テラコッタタイル調」のタイルを

施工したときの写真です。

(外装を含むマンションのコーディネートの物件でした)



なお、サイズは100角です。

テラコッタタイルは、土を焼成し素焼きの風合いをもったタイルで、

南欧風の風合いになります。薄オレンジや薄ピンクの商品が多くあります。

(写真は、ベージュ・レンガ色のものです)

「陶器質タイルは吸水率が高く、凍害のおしれがある屋外には適さない」

のが定石です。


従って、屋外に使用する際には、

「磁器質タイルのテラコッタ調」を採用することがほとんどです。

磁器質タイルは陶器質タイルに比べて吸水率はほとんどありません。


カタログなどで、屋外床に適用してよい商品かも確認をしましょう。

輸入のテラコッタタイルを外床に採用する場合も同じです。


安易に素焼きタイルを採用し、

今時期のような冬に、凍害で割れてしまわないように、

実務では注意が必要です。

さて、IC試験内容に戻りますが、

もしテラコッタタイルの着彩があった場合には、

薄ピンク・薄オレンジ・薄ベージュのような、

南プロバンスのあの雰囲気の色合い、とするのが妥当と思います。



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